約450年前、時の天下人・豊臣秀吉が開催した北野大茶湯という空前絶後の大茶会。千利休や古田織部など著名な茶人や茶器が一堂に並び、身分に関係なく1,000人を超える人々が参加したとされる画期的な茶会です。
当時の茶会は現代のサロンでした。日本的美意識の本質を表現するフォーマットとしての「新しさ」を備えていた茶会は、時代を変革してきた者たちを吸引し、交流する場を形成していたのではないでしょうか。
そのような系譜を踏まえ、B-OWNDとHARTiは、現代にふさわしい「新しい形のアート×茶会」のイベントを、先端と文化を発信する羽田イノベーションシティにて開催します。
参加アーティストは計10人。陶芸/ガラス/硯/華/映像など多種多様な作品が5つの展示室に一堂に並びます。さらには、茶の湯文化のスタートアップ企業・(株)TeaRoomの代表および茶人でもある岩本宗涼が参加アーティストの茶器にてお茶を立て、お客様をもてなします。
※新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため、お茶のご提供は20日の完全招待制のみとなります。ご了承ください。
また、一般公開日にて、企業や個人の理念を言語化するプロフェッショナルである加来幸樹氏によるワークショップを開催し、個人の理念を言語化した上で、会場に展示されるアートと自己の共通点を見出すイベントを行います。
アート・工芸作品が映像、華、テクノロジーなどと相互に混ざり合うことで生まれる斬新な空間を通じて、日本的美意識や精神性を可視化します。置かれている立場や当たり前とされる価値観は関係なく、様々な人が交流するアートイベントを目指しています。
【開催期間】 ※このイベントは終了しました。
2021年11月21日(日)〜23日(火・祝)
VIP招待日(完全招待制):20日(土)
一般公開日:21日(日)〜23日(火・祝)
※理念のワークショップ開催:21日(日)・23日(火・祝)
【開催時間】11:00~19:00
【会場】
〒144-0041 東京都大田区羽田空港1丁目1−4 羽田イノベーションシティ ZONE E 2F
アクセスはこちら
主催:㈱丹青社・B-OWND / ㈱HARTi
【ワークショップ】
理念のワークショップ開催日:21日(日)・23日(火・祝)
各日2回開催(13:00・16:00)
各回15名
※事前申し込み制・先着順 ※満席のため締め切りました。
参加費:無料
企業理念や個人理念など覚悟の象徴となるアイデンティティの共創/言語化を行う加来 幸樹氏によるワークショップです。
参加者は、当日専用シートを使って加来氏と共に個人の理念を言語化していただきます。そこで言語化した自身の生き方や考え方の指針となる個人理念を元に会場で展示されている様々なアート作品の共通点や相違点などを探して頂きます。
アート作品のコンセプトやアーティストの生き様と個人理念が重なる作品に出合えるかもしれません。イベントを通じてアートの新しい鑑賞体験をご提案します。
ぜひご参加ください!
1:「宙の間」
最初の展示室はまるで宇宙のような空間をガラス・アーティスト ノグチミエコによる神秘的なガラス作品にて表現。透明な素材ならではのガラスによる作品にて宇宙と自身が一体化するような感覚を再現した展示をお楽しみください。
2:「音と光の間」
陶芸家であり、建築家でもある奈良祐希の作品を展示。展示作品である《ICE WALL LIGHT》は、伝統的な手仕事である陶芸×「音と光」のテクノロジーの融合で生まれた作品をご覧頂けます。
3:「五大の間」
五大思想をテーマとした作品が並ぶ「五大の間」。宇宙を構成する「地・水・火・風・空」の要素や循環をイメージした作品を展示。アーティストは陶芸家・市川透と氏家昂大、硯刻家である名倉達了の3人。
4:「へうげの間」
最後の展示室は「へうげ(ひょうげ)の間」。この展示室に展示されているアーティストは、陶芸という手法を用いながらもポップやサイケなど現代的な感覚を取り入れたユニークな作品を制作する酒井智也、宮下サトシ、横山玄太郎の3人の作品が一堂に並びます。
5:「ワークショップスペース」
このスペースでは、【理念のワークショップ】を開催します。
ワークショップの概要は下記をご覧ください。
※開催時以外の展示はありません。
6:「華の間」
最後の展示室はフラワーアーティスト・前芝 良紀による「華の間」。花や植物にはそのものの生死に関わらず魅力的な表情があるとして、前芝が見る植物の一番魅力的な表情を切り取り、落とし込んだ作品を展示する。
お問合せ先:info@b-ownd.com